イノチャン(全国高校生社会イノベーション選手権)とは、高校生を対象として、特定課題を解決する社会イノベーションのアイデアと、その創出プロセスを競う全国大会です。

今日、社会の抱える課題が複雑化している中で、多様な要素を俯瞰しつつ物事の本質を見極め、適切な解決を図る力が一層重要になっています。「失われた20年間」と呼ばれるように日本は今、かつてない成長の停滞に見舞われています。さらに、少子高齢化は歯止めを見せず、未曽有の社会構造となっています。このような社会において、生産性の向上は至上命題であり、社会イノベーションは日本社会に唯一残された一筋の光明なのです。

このように、今日の社会における社会イノベーションの重要性はますます高まっています。しかし、社会イノベーションを学ぶ機会は極めて限られているのも現実です。そこで、社会イノベーション教育に触れ、実践する機会の創出を目指し、東京大学工学部社会基盤学科の学生有志と教員によってイノチャンを開催することとなりました。高校生という早い段階から社会イノベーション文化に触れることは、社会イノベーションへの理解を深めるだけでなく、大学や社会に進んだ際に社会イノベーターとして活躍する大きな第一歩となるはずです。当大会では、チームのメンバーと社会の中の課題を見つけ、自分たちでアイデアを導き出してもらいます。当大会を通して、社会イノベーションの楽しさを感じると同時に、多くの若者が社会イノベーションに対して夢を抱き、自ら起こしたいと思うようになることを願っています。